大手書店のポイントカードはもう使わない事にした
大型書店で
ある大型書店で業界の専門雑誌を買った。雑誌としては高額である。そのときその書店のポイントカードを持ち合わせていなかった。
慇懃無礼か?
そこのレジの店員さんから、ポイントの後付けはできないので新規にカードを作りますか?と聞かれた。その言い方が所謂テンプレート的な感じだった。面倒なので「いいです。」と言ったら、何の抑揚もなく「失礼しました」と応じた。
本来は、全く気にすることではないのだけど、態度がとても事務的でなんだか気分が良くない。その人は、言葉が丁寧なだけで、こちらの顔を見てしゃべってないし、全く笑顔がない。
そして、大きめの本を受け渡されたときに、自分の目よりも高い位置に取っ手の位置があり、五十肩の自分には受け取りにくかった。そんなことがあった。
書店のポイントシステムで起こる本末転倒
こちらは、ポイントが付かないことに対して全く苦言を呈してはいない。レジは空いていたし、自分が何か特に手間や時間を取らせてもいない。
もしかしたら、その店員はポイントカードの事で、以前にお客とのやり取りで厭な目にあったのかも知れない。
何であれ、本屋でポイントカードを持ち合わせてなくて、読みたい本があっても買わないのは馬鹿げている。料金の百分の一ポイントのために旬の情報を逃すことの損失を考えたほうが良い。
だいたい、ポイントというシステムは店側が顧客を取り込むための手段だ。それに振り回されては、本末転倒だと思う。これを書いていて、もう本屋のポイントカードを使うのをやめようと考えている。
なんで横柄な店員に気を使う必要があるか
あるいは、先の書店の店員は、何かこちらの態度とか顔が気に入らなかったのかもしれない。僕が相手のある種の「気」を感じるように、先方も感じたのかもしれない。
だとしても、こちらが反省する要素は全く思い至らない。最近よく耳にするクレーマーになって何の得があるか。
むしろ、自分のお金を払って買い物をする店の店員の態度で自己肯定イメージ(SPI)を貶められるような目に遭ったらとんでもない事だ。
あるいは、その店員さんは、もともとがそういう人で、いつも事務的で、仕事中は決して笑わないし、本を手渡すときはお客に対して高い位置に捧げ持って渡すように心掛けているのかもしれない。あるいは、上司がそのように指示しているのかもしれない。
そういえば、何回かこのブログで取り上げた営業の神様こと加賀田晃さんは、大型バイクのハーレーダビットソンを買いに行って、店員の横柄な態度でハーレー買うのを断念したそうだ。
私のお目当てのバイクがあったので、そのバイクに近づこうとしたところ、その不愛想な店長がそれを制止しました。「勝手にさわらんでください!」あなたならどうしますか? 中略~
私は思い出し思い出し、別のハーレー店を2軒回りました。その結果、ハーレーを購入する意思を完全に失いました。なぜか?それは二店目も、その次の三点目も、みな大同小異、「横柄」だったからです。
営業は売り手と買い手の情報とエネルギーの交換
ところで、営業は、単に品物やサービスを貨幣と交換するのではなく、売り手と買い手の間での情報とエネルギーの交換だと思っている。それはBtoBもBtoCも変わりない。
もしも、自分が書店を経営したら、ただ本を置いて売るだけでなく、その書店で買ってもらう工夫をするだろう。本なんてどこでも買えるのだ、今はアマゾンで買えるしね。
書店の起業については以下のサイトがありました:
大型化する書店、専門化する書店
大手書店へ行くのは情報収集のためでもある。そこで流行りの本とか、新しい本、専門書を見ることができる。要は立ち読みができる。なので、良い本があれば、立ち読みをした本屋で買うのが義理だと思っている。
大型書店の場合、レジではすでに買うものが決まっているので、店員が顧客相手に営業をする必要はないのだろう。たくさんの客をさばかないとならないのだろう。しかし、気分よく買い物をさせてもらいたい。
近所にある街の書店は、小さいが実用書の品ぞろえが良い。なにか方向性を持って本を仕入れているようだ。本の問い合わせに対してもとても親切だ。でも、話題の本などは、回って来るのに時間がかかると言っていた。この本屋さんには頑張ってほしいと思う。