MIDAS METHOD マイダスシステム2
今、読んでいるMidas Methodのつづきです。まだまだ序盤ですが。
以下、目標達成のために重要な二つの種類のビリーフがあります:
(ところでBeliefは、辞書で引くと「信念」とか「信条」とあります。でも信念という単語には何か元から肯定的な響きを感じるのでカタカナでビリーフとします)
Positive Self Image belief - PSIビリーフ
PSIビリーフは自分の内面をどう感じているか。どれだけ自分に価値があるか、自分自身が持っている自己のポジティブなイメージに関するものです。
I-CAN belief - I-CANビリーフ
こちらは、目標達成するために必要な自分の能力へ関するものです。
まずPSIビリーフが目標達成に対してとても重要です。自分の人生にとって良いものを得たい、良いものになりたいなら、自分がそれを得るに値する存在であると信じていない限りは、それは実現できません。
たとえば、スキーに行きたい人がいますが、その人は犬を飼っていてそのために家を空けられないと言います。ではペットホテルに預ければよいと助言しても、お金がかかってだめだと言います。じゃあ僕が犬をその間預かってあげよう!と申し出ても、やっぱり子供達がいるからだめだと言います。
それで、子供はもう十分大きいし、おばあちゃんのところに行けばいいと言っても、それはそうだけど、自分は母としての責任があって、他に色々お金を使わないといけないことがあるので、やっぱり行けないと言います。
この人は自分はスキーに出かけて楽しむことができないのだと思いこんでいます。これは、PSIビリーフに関わる問題です。この人を説得することはとても難しいです。なぜなら、その人は自分がスキーを楽しむことに値しない存在だと信じているから。
もうひとり、スキーに行きたいのだけど、これまでスキーをやったことがないので躊躇している人がいます。これはI-CANブリーフの問題です。スキーをうまく滑る能力がないので楽しめないと思っている、だから行きたいけど行かない。
この人を説得してあげるのは、先の人よりずっと簡単です。こう言ってあげます、誰でも最初は初心者ですよ。スキー場にはビギナークラスがあるからまずそれに参加して。そして、最初から難しいコースに行かなければいい。十分楽しめますよ!
I-CANブリーフよりもPSIブリーフの方が大事
ビジネスで明確な目的があり、周到に計画を立てて、それに向かってハードに働く人。この人のI-CANブリーフは高いとします。でも、もしもその人のPSIブリーフが低ければ、どこかで問題が起こり、そのビジネスはうまく行かなくなってします。この二つをブリーフを明確に区別して理解することが重要です。
本ではPSIブリーフがどのように形成されるか、それをどうやって向上させる方法があるかが続きます。この本は今まで読んだ啓発本の中でも何か特殊な感じがします。この自己イメージは今の自分にとってとても大事と思われます。英語ですがキンドルだと辞書も使えて読みやすいです。引き続き読んでみます。
久高島の夕日